2011-08-09 8月9日江の島~杉山和一のお墓参り

8月9日は「はり・きゅう・マッサージの日」なんだそうです。※ 全日本鍼灸マッサージ師会が2003年に制定。へええーー。。。知りませんでした。


偶然にも、鍼灸師仲間と集まる約束がこの日だったので、杉山和一のお墓参り、というプランで江の島に行きました。杉山和一、というのは、管鍼法(かんしんほう)という、現在の日本式の鍼灸では最もメジャーな刺鍼技術を編み出した開祖、というような方です。検校(けんぎょう)ですね。

とにかくもう暑いのなんのって!!!太陽ぎらぎらの炎天下を江の島に向かいます。

江島神社の参道を登って、右手に行くちょっと目立たない道があるのですが、その坂を上ったところに杉山和一のお墓はあります。


緑に囲まれたひっそりとした、でも陽の光がたくさん降り注ぎ、海が見下ろせるいい場所です。

「おかげさまで、鍼灸で私たちは日々の仕事を得ています。おかげさまです。ありがとうございます!」こーんなかんじで、ご挨拶をしてまいりました。


なぜ江の島にお墓があるかと言えば、こんな由来があります。

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杉山和一は、慶長15年(1610)に生まれて間もなく盲目になり、江戸に出て医を学んでいましたが、物覚えが悪いため師匠に見放されました。

そこで、江の島にこもり、21日間断食をして技術の上達を祈りました。満願の日、神域をはなれる途中、この石につまずいて倒れ、気を失ってしまいました。

すると美しい五色の雲にのって弁財天が現れたので、手を合わせて拝もうとしたところ、何やらちくちく身体を刺すものがありました。それで、意識を回復し、手にとってみると松葉の入

った竹の筒でした。

これにヒントを得て、管鍼術(かんしんじゅつ)を考案して、その元祖となり、それによって徳川綱吉の病を治療し、関東総検校に栄達されたといわれています。

それ以来、この石のそばで物を拾うと、福運を授かるということで福石と呼ばれるようになりました。

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あまりに暑くてぼーっとしていたので、だいじな「福石」をチェックするのを忘れてしまいました。。。


江の島ということは…洞窟にこもったんでしょうかしらね?昔の人は、そうやって特別な場所にこもって願掛けすることは珍しくなかったのかな~? いろいろ想像が膨らみます。

ちなみに、杉山和一ゆかりの場所は都内にもあります。

江島杉山神社

萬徳山 弥勒寺

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蛇足ながら付け加えておきますと…

日本の鍼灸の歴史や特徴を考えるにあたっては、視覚障害の(昔なら盲目というでしょうね)ことを避けて通るわけにはいかないでしょう。相当に複雑な背景があるはずです。(2011年8月11日)

鍼灸・手技セラピーたまゆら|方南町

東京都杉並区方南町(2004年5月開業)ベッド1台の小さな治療院です。 慢性疾患の体調管理、耳鳴り、難聴、めまいなどの疾患を最も多く扱っています。ストレス性疾患、不定愁訴の臨床実績も豊富。 からだと心の両面から、みなさまの健康をサポートします。