2009-02-22 「変わる」って?

目の前の分類不能、理解不能なことに対して、抵抗や拒否を示すのはノーマルな反応なのでしょうね、とふと思いました。

そこで「えー、まじでー?」と笑っちゃったり、「ありえないよー」とか言いながらもそのまま受け入れちゃったり、ってのも反応のバリエーションだと思うんですけどね。(私はついついそっち側に行きがちな傾向なので、ついつい周りと齟齬を生むことが多々あって、それはそれで問題かもしれないんだけど・・・)

「開業鍼灸師の仕事と平行して、小児科の心理相談室でプレイセラピーの仕事をします」

と、数年前に私が明らかにしたとき、いろんな方が返事に困った顔をなさったり、聞き流したり(たぶんわざと)、逆にものすごーく根掘り葉掘り理由を尋ねられたり、いろんなリアクションを頂いたときのことを思い出します。それぞれの方にちゃんと伝わるように、意を尽くして説明をして、それなりにわかって頂くのは、結構大変だったっけ。

そうだよねー。確かにいきなりそんなこと言われても、困るよね。

まぁ、そうかもしれない。

これまでいろんなところにアタマを突っ込みすぎてきたせいで、自分でも何してたか忘れていることがたくさんありすぎます。もう誰にも私の全貌はわからん!状態なのですが、中でも最も記憶がふっ飛んでるのは、CIDPから回復する過程の半年~1年くらいと、前述の「二足の草鞋」だった年のこと。要するに、ばっこーんとそれまでの自分の想像や限界をはるかに超えちゃって大変だった、ときのことです。

だけど、人間が変わるって、そんなもんじゃん?

とか、フツーに思っていたりもするのです。

「建て増しとか、リフォームなんてちゃちなこと言ってないで、これまでの自分を全部ばらばらにぶっ壊して、更地にして、ぜーんぶ新しく建て直せばいいじゃん♪」

とか、若い頃は平気で思ってて、そのまんま実行したりしてました。(相当に迷惑なヤツだわー)

それに、自分では望まなくても、なぜだか外側から無理矢理に不可抗力な出来事が降ってきてしまうので、だったら自分から動いちゃえ!みたいに思うようになった。(いまでは相当マイルドになったけれど、基本姿勢は変わってないなー・・・)

で、余計な話ですけど。

「治る」って、簡単にみんな言うけど、もしかして、ホントに「治った」ら、それまでの自分に戻るわけじゃなくって、バージョンアップしたり、別のOSで動作してます、みたいな自分になる、と思ってます。(症状は全部消えなくても、それを受け入れて共存していくことを納得するような場合もありますしねー)

「治る」って、「戻る」んじゃなくて、「変わる」ことだよなー、と思ってます。

たぶんみんなそのことはなんとなくうすうす感づいてたり、理解してる。

だから、変化を楽しみながら、よけいな恐れを持たずに、自らの意欲をもって入っていく人は治りやすい、ように見える。(そこに周囲のサポートがあるともっと望ましいね~)

だけど、誤解をおそれずに言うならば、口では「治りたい治りたい」と言ってるけど、心の底では「絶対に変わりたくない!」って望んでたり、変化を過剰に怖れてる人って、なかなか治らなかったりするんだよなーって、思うんですよね。

むずかしい、んだけど。(2009年2月22日)

鍼灸・手技セラピーたまゆら|方南町

東京都杉並区方南町(2004年5月開業)ベッド1台の小さな治療院です。 慢性疾患の体調管理、耳鳴り、難聴、めまいなどの疾患を最も多く扱っています。ストレス性疾患、不定愁訴の臨床実績も豊富。 からだと心の両面から、みなさまの健康をサポートします。