2007-06-30 苦手な季節?

いろいろな方に、特に長い期間、定期的にお目にかかっていると、はっきりよくわかるのは、人にはそれぞれ、苦手な時期、季節、気候があるらしい、ということです。

例えば、私が日常的に多くお目にかかる耳の疾患やめまいを訴える方々には、春先の暖かくなってくる頃が苦手な人が多い。これは、花粉症の時期が重なり、鼻が悪い⇒耳も悪い、という連関が起こるせいもありそうですが、特にめまいは、圧倒的に春のようです。あとは、最近多い、急激に気温が上がる日も要注意。

あとは逆に、涼しくなってくる頃、9月とか10月が苦手な人もいらっしゃいます。意外と真夏はみんななんとかなるようだけど、夏バテもぐぐーっと出てくる秋口にいろんな疲れが出たりするのか、具合悪くなるんだよねー、というお話はよく聞きます。

要するに、「季節の変わり目」が、体調不良を引き起こしやすいのですね。身体の中をいつも調整してくれている自律神経が、急激な変化についていけないために、さまざまな不調が引き起こされるのでしょう。特に、ご高齢の方は、急な気候の変化が続くと、本当に消耗されるようですね。

そんなわけで、全体的な傾向としては、みなさん意外と真冬や真夏には平気で、春や秋に体調を崩す人が多い。「2月8月は商売がヒマ」とは、一般的な社会でもよく聞く話でありますが、それはもしかして、治療院も同じようです。

そうそう、以前、葬儀屋さんとお話していたら、「あぁ、やっぱり春秋が忙しいですね」とおっしゃるので、なるほど~、同じだ!と、納得した覚えがありました。

はてさて、そんな私は、実は今の時期、梅雨が大の苦手です。寒いのは嫌いなくせに、からっと晴れた冬晴れの青空がいちばん好きなことから推測しても、間違いなく私のカラダは湿気が大嫌いのようです。いまは日々じっと我慢の今日この頃。

それにしても、外の環境と、人間の体内、体調とがリンクしているという話は、私にとってはあまりにも当たり前のことですし、なにもここで東洋医学の理論を振りかざさなくても、その程度のことは昔からよく言われることだと思うんですが、どうも最近、こんな話をしても、なんだかピンと来ない人が増えているように感じます。確かに、空調の効いた気密性の高い部屋に住んで、快適温度のオフィスで仕事する毎日だと、だんだんそんな風になってくるのかもしれません。

うーん。。。それもまた困ると思うんですけどねぇ。

それがなぜ困るのかは、またそのうち。

【追】

そうそう。『気象病』なるコトバもあるそうでして、気象予報士さんが書いた本もあります。

気象病-天候が健康を脅かす 村山貢司 生活人新書

ものすごい新発見☆などが記されているわけでなくても、「そうそう、そのとおり。そうだよねー!」と思い当たる節があちこちありまして、とてもおもしろかったです。

なんとなーく当たり前のように、日々の生活の中で、誰しもが経験的に、断片的に、感じている事象を、こうやって『気象病』という名前をつけて、実例やデータ数値などなどを示してまとめなおすことで、また新しい角度から見直すきっかけになるんじゃないかと考えさせられました。(2007年6月30日)

鍼灸・手技セラピーたまゆら|方南町

東京都杉並区方南町(2004年5月開業)ベッド1台の小さな治療院です。 慢性疾患の体調管理、耳鳴り、難聴、めまいなどの疾患を最も多く扱っています。ストレス性疾患、不定愁訴の臨床実績も豊富。 からだと心の両面から、みなさまの健康をサポートします。